スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トルコ・イスラム美術博物館へ

12時間のフライトを経て到着したイスタンブール。
ホテルのご好意でチェックイン前なのに、おいしい朝ごはんを頂いて、シャワーも使わせてもらい、さっぱりした後は、のお気に入りの美術館『トルコ・イスラム美術博物館』に出かけました。 

場所はブルーモスクとして有名な『スルタンアフメットジャーミイ』の向かい側。
古代競技上跡『ヒッポドローム』に面したところ。
博物館のテラスから

実はお気に入りの博物館とは言うものの、じっくり展示を見て回るのは5~6年ぶり。
なんとなく以前と展示方法が変わったところもあったような、ワタシの記憶があいまいだったのか…。
それにしても、この博物館のイスラム美術品の充実には改めて圧倒されました!
 
数年前、世田谷美術館でロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の『イスラム美術展~宮殿とモスクの至宝』展に出かけた際、さすがはヴィクトリア&アルバート!と感心したのですが、いえいえ、こちらの美術館の方がずっと充実しているのかも?と改めて見直しました。
 
モスクの巨大なドアが丸ごと展示…

展示されている美術品は、3メートル以上ありそうな、全面幾何学模様を掘り込んだ木製のモスクのドアから、美しい彫金細工の施された小箱や水差し、中世以降の陶器、オスマントルコ時代の華麗なスルタンのトゥーラ(花押)にアラビア文字の美しいコーランなどなど…。
おおよそイスラム美術に当てはまるものは何でもありそうです。
そして何より素晴らしいのは14世紀くらいからのトルコ絨毯のコレクション。

本物アンティークの絨毯が飾られた回廊
↑こちらが回廊。右側に小部屋が並んでます。
 
この博物館自体も16世紀に建てられた宮殿なのですが、ちょうど回廊にあたる部分に絨毯が展示され、その内側にたくさんの子部屋があり、その小部屋一つ一つにテーマを持った展示がされています。
大切な美術品を扱うところだけに、窓のカーテンは締め切られていたのですが、この日は暑かった!
回廊はまだしも、小部屋の中は窓がなく、とても暑い…。
汗を拭き拭き鑑賞です。(^^ゞ

小部屋の一つ アーレムたち
↑こちらは小部屋の一つ。ワタシの好きなアイテムの一つ『アーレム』たち。
アーレムはイスラム建築につきものの、ドームのてっぺんに飾られているものです。

 

回廊と小部屋の展示を抜けると、今度は上の階まで吹き抜けになった大きなホールに出るのですが、ここが圧巻!
4メートルを悠に超える巨大な絨毯が、何枚も何枚も天井から床まで壁いっぱいに飾られています。しかも何部屋もあります。もうため息…。
巨大な絨毯が展示されたホール
↑巨大な絨毯が展示されたホール。手前がろうそく立て。
奥のガラスケースの高さで大人の背より大きいくらいです!

  何百年という時を経た絨毯ながら、深い色合い、はっきりしたデザインは本当に迫力があります。
同じホールには、モスクで使われていた銅や真鍮製のろうそく立ても展示されているのですが、こちらもでかい…。
直径にして2~30センチぐらいのろうそくを載せていたんでしょう…。

さて、絨毯のホールを抜けると、陽射しいっぱいの中庭に♪
こちらのテラスからはブルーモスクが真正面に見え、とっても眺めが良いんです。
絨毯のホールを出た階段の上から


階段を下りると出口方面に行きたくなりますが、間違ってもまだ帰っちゃいけません!(笑)
下の階は『Ethnographic Section(民俗学セクション)』となっていて、これまた素敵な展示が…。

こちらは20数年前に新しく出来たセクションなのですが、廃れ行く遊牧民の文化を後世に伝えよう…という意図で、この博物館がまだ遊牧の暮らしが残るうちに、日々の暮らしの品々を残しておこうと蒐集された、昔のトルコの暮らしを伝えるセクションです。
今ではほとんど見られなくなった、昔ながらの遊牧民の暮らしが再現されているので、キリムや絨毯が好きな者にはたまらなく興味深い展示です。
 
ユルト
↑白いドーム型のユルト


まず迎えてくれるのはトルコ西部 エミルダーや遠くモンゴルでも見られるドーム型の白いテント=ユルト。
床にはもちろんキリムや絨毯が敷き詰められ、キリムのチュワル(=荷袋)や銅製の水差しが置かれています。
ユルト内部
↑ユルトの内部

 さらに先に進むとトルコ アナトリアの一般的な遊牧民のテント、ブラックテントの展示が。
ウールをすく女性に縫い物をする女性、さらに置くにはチーズを作る女性が人形で展示されています。
こちらもとっても素敵なキリムが床に敷かれ、縫い物をする女性の傍らには美しいジジムのチュワルがいっぱい並んでいます。
ブラックテント
↑ブラックテントの内部 後ろの女性はチーズを作っているところだとか。
 
さらに遊牧生活から町の定住生活に移った頃のユントダー地方の一般的なおうちに、豪華な刺繍の衣装やかわいいカーテンいっぱいのブルサのお家、さらに西洋化しつつあるイスタンブールの上流家庭の様子などが、その当時の品々を使って展示されています。
ユントダーの家
↑定住化したばかりのユントダーの家庭の様子

ブルサの家
↑刺繍の豪華な衣装や布製品が素敵なリッチな雰囲気のブルサの家

遊牧民の生活には、本当にたくさんの美しい色があふれ、そして何よりキリムや絨毯なしでは考えられない生活だった、ということが実感できる展示です♪

長くなってゴメンナサイ!
イスラム美術にご興味のある方は、ぜひイスタンブール滞在の際に訪れて見て下さいね。
スポンサーサイト

テーマ : トルコ生活 - ジャンル : 海外情報

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。